加齢と成長ホルモンの関連性

成長ホルモンとは

昔の自分の肉体を取り戻すべく、いざ筋肉のアンチエイジングを始めようと思った際に、まず始めにぶつかる壁が、その方法です。

 

筋肉のアンチエイジングといっても、闇雲に体を鍛え直せば良いというものではありません。
自分の肉体が現在、どのような状態になっているのかを知り、また限られた時間の中で、効果的なトレーニングを行えるようにと、当初は頭を悩ませる方もいることでしょう。

 

また40代、50代の男性ともなれば、インターネットなどから情報を収集し、できる限り効率の良いアンチエイジング法を見つけようとするかもしれません。

 

この時に、注意してもらいたいのが『成長ホルモン』についてです。
筋肉のアンチエイジングをおこなう際に、成長ホルモンというキーワードは、様々な場面で目にする機会がでてきます。

成長ホルモンとは?

この成長ホルモンとは、脳下垂体から分泌されるもので、私たち人間の成長には欠かせない役割を持っています。
しかし、この成長ホルモンは、幼少期から成長期の肉体を形成する上で強い作用を及ぼした後は、加齢と共に、年々その分泌量が減少していく傾向にあるのです。

 

この成長ホルモンが減少していくと、人の体には、いわゆる『老化現象』が起こり始め、筋肉の衰えからなる運動能力の低下や、疲労回復からの遅れ、集中力の低下など、多くの影響を及ぼすようになってくるのです。

 

このように、成長ホルモンは、筋肉のアンチエイジングについても密接した関連性を持っているのですが、成長ホルモンの減少ばかりに着目してしまうと、意外な落とし穴にハマってしまうかもしれません。

 

成長ホルモンの落とし穴

アメリカではアンチエイジングを行う際に、一時期、この成長ホルモンを注射器から体内に取り入れることが主流になっていました。こうした流れを受け、減少した成長ホルモンは、体外から新たに取り入れるものだ、という風潮が日本でも広まったのです。

 

たしかに成長ホルモンは、筋肉の成長にも欠かせない要素ではあります。成長ホルモンが盛んに分泌していた成長期の肉体を顧みれば、どれだけ筋肉の育成に役立っていたのかも容易に想像できるでしょう。

 

しかし、だからといって加齢から減少していく成長ホルモンをあらたに注入するといった行為は、現在の肉体バランスそのものを壊してしまう恐れを持っているのです。

 

事実、成長期を超えた人間に対して成長ホルモンを注入した場合、大腸癌やリンパ腫、糖尿病などの発症リスクが上昇するといった研究報告も上がっています。

 

そもそも成長ホルモンとは、脳から生成・分泌されるものですから、その時の肉体のバランスに見合った分泌量がある訳です。
言い換えるならば、加齢によって分泌量が減ってしまった成長ホルモンも、肉体を鍛え直し、以前よりも健康的な肉体を作り上げる努力をしていけば、成長ホルモンの分泌自体も促される傾向にあるということです。

 

まずは筋肉のアンチエイジングを自己改善する努力で行うことからスタートし、その上で、成長ホルモンの必要性を感じた場合には、ホルモン注射やサプリメントの飲用を検討することをお勧めします。

 

その際にも、日々のトレーニング量や、備わっている筋肉量などにより、必要とされる成長ホルモンの量が変わってきますので、専門の医師の診断を受けるなど、最善の注意を払うようにしてください。